自分らしい生活を支える
SAGA-ACT
ACT(Assertive Community Treatment)とは?
日本では「包括的地域生活支援プログラム」と訳され、統合失調症や躁うつ病といった重い精神疾患をもった人であっても, 地域社会の中で自分らしい生活を実現・維持できるよう包括的な訪問型支援を提供するケアマネジメントモデルのひとつで、1970年代初頭にアメリカで生まれ多くの国に普及し, 効果が実証されている実践プログラムです。
特徴として次のようなことが挙げられます。
1. 多職種によるチームアプローチ
看護師、ソーシャルワーカー、リハビリテーションの専門家、作業療法士、精神科医などの多職種の専門家によってチームを構成
2. スタッフ:利用者の比率
10名程度のチームスタッフに対して、100人程度の利用者を上限とする。すなわちスタッフ1人に対して10程度の利用者の比率を保つ
3. ケアの共有
特定の利用者に対して中心的な役割を果たすケアマネジャー(主担当)が指定されるが、チームの全員が全ての利用者について十分な知識をもち、ケアを分担して支援
4. 「生活の場」での支援
利用者が生活している場面での相談・支援が原則で、積極的に訪問を行う
5. 直接サービスを提供
必要な保健・医療・福祉のサービスの大部分を、チームが責任をもって直接提供しサービスの統合性を図る
6. 1日24時間/週7日体制
1日24時間・週7日対応で、危機介入にも対応
7. 無期限のサービス
原則的にサービスの提供に期限を設けない。利用者が回復しニーズがなくなった場合などには、他のサービスに引き継ぐこともある
8. 柔軟なサービス
必要なときに、必要な場所で、必要なサービスを提供
SAGA-ACTの紹介
ACTを実践するため、2015年に佐賀市で活動をはじめました。精神科医、看護師、作業療法士、精神保健福祉士などがチームで関わり、地域で自分らしく生きていくことに困難を抱えておられる方に訪問型の支援を行っています。医療的な支援はもちろん、自らが望む生活の実現に必要な支援を、利用者さんと共に取り組んでいます。現在は佐賀市鍋島町に拠点を置き、佐賀市、小城市を中心に車で片道30分程度を活動エリアとしています。
私たちは、「リカバリー」を信じています。地域で、専門職、当事者、家族などの立場を超えて、対話を続けていきます。
SAGA-ACTの理念
- 寛容であること
- 多様性をゆるすこと
- 主体性を尊重すること
- 共に創っていくこと
SAGA-ACTの基本方針
- こころに寄り添う。
- 必要な対話を惜しまない。
- 学ぶ姿勢を忘れない。
- 人として大切にし尊厳をまもる。
- 常識にとらわれず多様性を受け入れる柔軟さを持つ。
- 主体性を発揮できる関係性を築く。
- 押し付けず、共に創ることを忘れない。
- 地域と積極的に連携し、共に心地よい場を作る。
2つの事業所
精神保健指定医 / 精神科専門医 / 精神科認定看護師 / 認定精神保健福祉士 / メリデン版訪問家族支援ファミリーワーカー / JNPF認定家族心理教育インストラクター / リストラティブヨガインストラクター / アロマセラピスト / WRAPファシリテーター / 認定パーソナル・メディスンコーチ
事業所の紹介動画
Facebookページ
所在地
さが恵比須メンタルくりにっく
住所:佐賀市鍋島町大字森田1148番地
訪問看護ステーションMAGA+Re
住所:佐賀市鍋島町大字森田1089番地1
※駐車場あり(無料6台)